2025.06.10
DM(ダイレクトメール)のデザイン・印刷・発送、社内で行う?外注する?判断のポイント
DM発送の実施を決めたとき、予算などの都合で社内での作業を検討することがあるでしょう。しかし、必ずしも社内で行う方が低コストとは限りません。そこで今回は、社内で行う場合と外注する場合のメリット・デメリットを踏まえて、内製・外注を判断するポイントを説明します。
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DMのデザイン・印刷・発送を社内で行うメリットとデメリット
まずは、DMの工程を社内で行うメリットとデメリットをあげます。
<DMの工程を社内で行うメリット>
・外注費用が削減できる
外注費用がない分、コストを抑えられます。コスト削減で得た資金を、DM内製化のための人材育成や設備投資などに向けることができます。
・スケジュール調整しやすい
DMの発送日に合わせてスケジュール調整しやすく、変更があっても社内で迅速に対応でき、スケジュールを延ばさずにすみます。
・DM業務のノウハウが蓄積する
DM発送を重ねるごとに、業務の知識やスキルが社内に蓄積され、業務の効率化や改善を進めることができます。
<DMの工程を社内で行うデメリット>
・手間と時間がかかる
DM業務に慣れていないと、手間がかかり、かなりの時間を要します。また、人手に余裕がないと、本来の業務に支障が出るでしょう。
・ミスする可能性が高い
DM業務に慣れないときは様々なミスが起こりがちです。特に発送作業のミスは要注意。宛先・宛名の誤りや封入ミスなどで、間違った相手に届いてしまうと個人情報の漏えいになりかねません。
DMのデザイン・印刷・発送を外注するメリットとデメリット
DM作業を外注するメリットとデメリットは次のことが考えられます。
<DMの工程を外注するメリット>
・プロのクオリティが得られる
専門業者はスキルが高く、ノウハウも豊富なため、クオリティの高い結果を受け取れます。また、社内とは違う視点の、専門性の高い提案も期待できます。
・本業に専念できる
慣れない作業をすると、時間や手間がかかり、コア業務がおろそかになりかねません。専門業者に任せることで、本来の業務に注力できます。
・効率化・コスト削減などができる
経験豊富な業者は専門的な知識やノウハウをもっており、業務の改善・効率化、ミスの回避などが期待できます。また、効率的な作業や費用を抑える工夫によりコスト削減できることもあります。
<DMの工程を外注するデメリット>
・伝え方が難しい
外部の業者とのコミュニケーションは何かと難しいもの。例えばデザインの場合、的外れな提案がされると、やり取りが長引くことも。具体的な資料の用意など、意図が伝わるよう努めなければなりません。
・外注費用がかかる
外注費用がかかるため、予算を決めて見積りでしっかり検討することが大事です。印刷・発送を外注する場合、発送数が少ないと内製の方が安くなることがありますが、発送数が多いと手間や時間がかかり、内製の方がコスト面で不利になります。
・個人情報の漏えいなどのリスク
顧客名簿の情報を共有する場合、情報漏えいや不正利用のリスクがあります。これを防ぐには秘密保持契約書(NDA)を結ぶといいでしょう。また、DM発送代行業者を選ぶ際はプライバシーマークの取得を確認します。
DMの各工程での内製・外注を判断するポイント
DMを発送するまでには、企画・作成・印刷・発送準備という工程があります。自社で行う場合と外注する場合のメリット・デメリットを踏まえて、DM各工程での内製・外注を判断するポイントを説明します。
[1]DMの企画は自社で考える
社内で、DMの目的・ターゲット・予算を確定し、DMの形態(ハガキか封書か)や内容、部数を決めます。希望の到着日を出し、発送までのスケジュールを立てます。
DM作成を外注する場合、DMの形態や内容の提案をもらうことは可能ですが、事前に社内で考えておくと意図を伝えやすく、スムーズに進めることができます。
[2]DMの作成(デザイン・原稿作成・撮影)
内製しやすい工程です。簡単なデザインのDMハガキやチラシなら、社内で作る方が早いかもしれません。ただし、デザインする際にOfficeソフト(PowerPointやWordなど)を利用するときは注意が必要です。記事『DM(ダイレクトメール)のデザインを自社で作るとき、よくあるトラブルと対策』にまとめていますので参考にしてください。
DMのデザインにこだわりたい場合は、プロの力を借りないと難しいので、外注をおすすめします。
なお、DMを毎月発送したり、頻繁にパンフレットなどの印刷物を作ったりする場合は、内製する方がコスト面で有利なことも。デザインスキルをもつ人材や制作環境が必要ですから、内製化のコストと外注費用を比較して検討するといいでしょう。
[3]DMの印刷
印刷するには、用紙代・インク代・電気代がかかります。少ない部数なら社内での印刷も可能ですが、大量にカラー印刷すると費用が高くなり、印刷時間もかかるため外注の方が有利でしょう。また、色にこだわるとき、特殊な加工をするとき、高品質な仕上がりにしたいときなども印刷会社に任せることをおすすめします。
[4]DMの発送
DMの発送作業では、宛名リストを作成し、宛名ラベルを印刷して、封筒やハガキに貼ります。封書の場合は、封入・封緘作業もあり、封入物を折って封筒の中に入れ、封筒を閉じます。
お客様に届けるものですから、小さなミスも許されません。初めてDMを発送するときや、発送数が多いときは、DM発送代行業者に依頼した方が安心です。
DM発送代行業者は配送費を抑える方法を熟知しています。郵便料金の場合、ちょっとした違いで高くなることがありますから、1000部以上の場合は業者に任せた方がいいでしょう。
◎参考記事『ダイレクトメール発送のプロが伝授。DMの封入・宛名貼りのコツと注意点』
コスト・納期・効果に納得できるDM発送をするために
DM各工程での、内製・外注を判断するポイントを説明しましたが、おわかりいただけたでしょうか。
もっとも内製しやすいのは、デザインなどのDM作成とお伝えしましたが、慣れていないときは、たとえ簡単なデザインでも難しいでしょう。
そういう場合は、デザインも対応しているDM発送代行業者に依頼すると、デザインから印刷・発送までを1社に任せられて、負担軽減になり、外注するメリットを実感できるでしょう。
いいDM発送代行業者を選ぶと、コスト・納期・効果に納得できるDM発送が可能になります。しかし、多くの業者から選定するのは難しいもの。下記の記事を参考に信頼できる業者と出会ってくださいね。
◎参考記事『DM発送業者を選ぶ5つのポイント』
『後悔しないDM(ダイレクトメール)の業者選びは、4つの外注パターンを知ることから』
ダイレクトメール発送ONLINEでは、DMのデザインから印刷、発送まですべてに対応しており、100部以下でもお任せいただけます。専任担当による品質管理や、柔軟な対応、納期の厳守で、高品質なDM発送を提供しています。
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