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2021.11.25
第15回 読書の秋

こんにちは。
営業サポート部の阿部です。

秋の色も濃くなり、「〇〇の秋」という言葉を聞くことが多くなってきました。
今回は「読書の秋」に関連して、本の形態について紹介していきたいと思います。

初めに、なぜ「読書の秋」と呼ばれているのか?
10月27日から11月9日に秋の読書週間があるということで、読書の秋と呼ばれているようです。
余談ですが、春の読書週間もあるようです。

本の種類とサイズについて
・A6判……文庫本
・B6判……新書、コミックス
・四六判……単行本(ハードカバー)
・A5判……文芸誌
・A4判……写真集、画集

よく見かけるのは今回挙げたものではないでしょうか。
本屋や図書館へ行くと、上記以外のサイズの本もあるので見ているだけでも楽しくなります。

本の綴じ方
・無線綴じ……背を糊付けしたもの
・中綴じ……背を針金(ホッチキス)で綴じたもの
・平綴じ……ノドを針金で綴じたもの
・ミシン綴じ……背を糸で綴じたもの

本屋で見かける本は無線綴じが多いです。
無線綴じは枚数の多い冊子の製本、中綴じと平綴じは枚数の少ない冊子の製本に向いているようです。

 

実際にA5判無線綴じのハードカバーの本を作成してみました!
趣味で小説を書いているので、本文から自分で作成しています。
現在、一番厚みのあるもので427ページの本ができています。

簡単にどのようなものでできているか紹介していきたいと思います。

 

材料

①印刷物(今回はA5の用紙を使用)
②厚紙
③色紙
④布
⑤ボンド
⑥両面テープ
⑦クラフト紙
⑧リボン
背の部分を固定するために薄い布を使用すると強度が増します。

思っている以上に少ない材料で製本はできます。
固定が上手くできないと紙が外れてしまうので難しいですが、綺麗にできると達成感があります(笑)

 

製本したものを見本として使用し、本の名称について紹介していきます。

① 見返し(効き紙)
② かど
③ 見返し(遊び)
④ 扉
⑤ 天
⑥ 花切れ
⑦ しおり

他にも沢山の名称があるようです。
どのくらい知っていましたか?
私はよく本を読んでいますが、調べてみるまで知らない名称がありました(笑)

 

本文の用紙について
よく見かける本は書籍用紙というクリーム色の用紙を使用しています。
白色の用紙とどのくらい違うのか写真で見比べていきたいと思います。

※著作権の切れた作品を本文の見本として使用しています(青空文庫より文章を抜粋)

右は「書籍用紙 淡クリームキンマリ 72.5kg」、左は「上質70K」という紙を使用したものです。
本文を印刷する紙を変えるだけでも大きく雰囲気が変わるのではないでしょうか。
本でよく使用されているということもあるかもしれませんが、私は書籍用紙がおすすめです。

簡単な紹介でしたが製本をする際の参考、本に触れるきっかけになれば幸いです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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