2024.06.7
高級感のあるDM作りにも役立つ、用紙選びのポイント

DMはリアルなツール。実際に見たり触れたりできるのは、Webサイトやメールにはない、紙のDMだけのメリットです。工夫次第で高級感や特別感をプラスでき、反応率アップも期待できます。そのようにDMを効果的に活用するには、用紙の基本的なことを知っておくことも大事です。そこで今回は、DMでよく使われる用紙の種類や厚さなどについて説明し、用紙選びのポイントを紹介します。

※DM発送代行の料金を知りたい方は、DM料金表・費用見積りをご利用ください。

DMによく使われる紙の特徴を知ろう

DMでよく使われるのは、コート紙・マットコート紙・上質紙です。DMに適した用紙が選べるよう各特徴を押さえておきましょう。

・コート紙

コーティング加工されており、光沢感とツルツルした手触りが特徴。写真や色の再現性がよく、フルカラー印刷に向いています。用途はチラシ、雑誌、カタログ、パンフレットなど。

・マットコート紙

コーティング加工されていますが、コート紙より光沢が抑えられ、手触りなめらか。上品な印象で、高級感を出したいときに選ばれます。発色がよく、フルカラー印刷に適しており、チラシやカタログ、パンフレットなど様々なものに使われます。

・上質紙

原料は化学パルプ100%でコーティング加工されていません。白色度が高く、さらりとした手触りです。安価で、ノートや文字の多い冊子(資料集、マニュアルなど)に使われます。書き込みしやすいため、申込用紙やアンケート用紙などに向きます。

厚さなのに単位が㎏? 用紙の厚さと印象の違いについて

DMの紙を選ぶとき、「マットコート110kgにしましょう」とすすめられ、「110㎏って何?」と疑問に思ったことはありませんか? 
紙の厚さは原紙(四六判788×1091mm)1000枚を重ねたときの重さ、連量で表すため、単位は㎏になります。「マットコート110㎏」は、マットコート紙の原紙1000枚を重ねたときに110㎏になるという意味です。連量が重くなれば、厚みが増します。

DMの印象は、用紙の厚さにも影響されます。例えば、薄いコート紙は新聞折り込みの特売チラシでよく利用されるため、高級感のあるDMには向きません。

用紙は薄い方が安価ですが、裏写りしたり、安っぽい印象になったりします。しかし、厚ければいいというわけではなく、厚い紙は重くなるため、郵送料金の重さ規定に気を付ける必要があります。

●注意!同じ連量でも、用紙の種類で厚さが違います。
DMでよく使われる連量90~135㎏の厚さのイメージは次のとおりです。

厚さのイメージ 用紙の種類と連量
ノートくらい コート紙90㎏・マットコート紙70㎏・上質紙55㎏
少し厚め コート紙110㎏・マットコート紙90㎏・上質紙70㎏・90㎏
雑誌の表紙くらい コート紙135㎏・マットコート紙110㎏・上質紙110kg
ハガキくらい マットコート紙135㎏・上質紙135㎏

コート紙90㎏はポスティングチラシなどでよく利用されます。DMに高級感をもたせたい場合は「少し厚め」以上をおすすめします。

用紙の色を変える効果とは

用紙の色を変える効果は、目立たせることができるので、他の同封物にまぎれず見てもらいやすくなることです。割引クーポン、申込書、アンケート用紙のほか、必ず読んでもらいたい説明や日程表などによく利用されます。

モノクロ印刷の黒い文字だけの紙面は地味になりがちですが、用紙の色を変えることで明るい印象になります。文字が読まれやすいように、用紙の色は水色やクリーム色、ピンクなど淡い色を選ぶことが大切です。

紙の形を一工夫。届いてうれしいDMに

開封率や反応率を上げたいとき、紙の形を工夫してインパクトのあるDMにする手法があります。
紙の形を変える例として、次のようなものがあります。

・商品・サービスをイメージさせる形

例えば、ブライダル業はハート型、クリーニング業は洋服の形、飲食業は食べ物の形など、商品・サービスをイメージさせる形のDMは、楽しさがプラスされ読まれやすくなります。

・封筒も中身も正方形にする

よくある長方形のDMと差別化でき、特別感があり、興味をもってもらいやすくなります。

・企画と連動したユニークな形

全日本DM大賞の入賞作品には、企画と連動したユニークな形のDMも多く、DM作りのヒントになります。全日本DM大賞サイト「過去入賞作品」ページで紹介されています。


DMの形を変えるメリットは、好印象を与えて記憶に残りやすいこと。アイデア次第で大きな効果が期待できます。注意すべきデメリットは、制作費や送料が高くなることです。コストと効果のバランスを検討して進めることが重要です。
◎参考記事『ダイレクトメール発送で重要な効果測定、押さえておきたい指標を解説』

エコな紙で環境配慮の姿勢をアピール

SDGsに取り組まれているのなら、環境に配慮したエコな紙をDMに採用してはいかがでしょう。
ダイレクトメール発送ONLINEの環境に配慮した「エコDM」では、次のような紙を扱っています。

・バナナペーパー(One Planet Paper®)

廃棄されるオーガニックバナナの茎と、古紙や森林認証パルプを加えて作られており、独特な風合いも魅力です。アフリカのザンビアにあるエンフエ村を支えるフェアトレードの紙でもあります。

・ライメックスシート(LIMEX Sheet)

主原料は石灰石。通常より製造時の水使用量を大幅に削減できます。光沢感があり、発色がいいので、写真が映えます。水に強く丈夫で、A4サイズの大判ハガキにも適しています。

・再生紙

原料は古紙パルプ。コーティング技術が向上し、普通紙に近い質感です。コート再生紙、マットコート再生紙、上質再生紙から選べます。Rマークを表示できます。

・国産竹使用の竹ホワイト封筒

放置竹林問題の解決に貢献。ホワイト系の封筒としては低コストです。

◎価格やマーク表示など詳細は「エコDM」ページをご覧ください。  

 

 

ダイレクトメール発送ONLINEでは、DMのデザインから印刷、発送まですべて対応しています。DM発送のお問い合わせはもちろん、DMに関する困りごとなども気軽にご相談ください。

お問い合わせフォーム
DM発送代行ならダイレクトメール発送ONLINE

営業日カレンダー

営業日カレンダー

お役立ち情報
  • 実績紹介
  • スタッフブログ

DM発送に関するご質問や見積もりはこちら