2025.12.22
特約ゆうメールでDM(ダイレクトメール)発送のコストを削減するために知っておきたいこと

「大量のDMを郵送するのなら、発送代行業者に依頼した方が安く送れる」ということを聞いたことはありませんか? 確かに、「特約ゆうメール」を扱っているDM発送代行業者に依頼すれば、割安の料金で発送することが可能です。
特約ゆうメールは、日本郵便と契約した法人や事業者などが利用できるサービスで、通常のゆうメールよりも割安に送れます。「信書が送れない」など、ゆうメールと同じ規定もありますが、異なる点も多くあります。
今回は、発送コスト削減に役立つ、特約ゆうメールについてお届けします。ゆうメールの基本的なことや、特約ゆうメールとの違いを解説し、スケジュールや料金についてもお伝えしますので、DM発送のコストを抑えたい方はぜひ参考にしてください。
※低価格・最短1営業日発送の郵送DMサービスの詳細はDM郵送まるごとパックをご覧ください。
ゆうメールとは
通常のゆうメールは、印刷物やCD・DVDなど、郵便ポストに投函できるサイズの荷物を送る際に利用され、普通郵便よりも比較的安価に送ることができます。
<ゆうメールで送れるもの>
・冊子にした印刷物(書籍・雑誌、商品カタログ、会報誌、各種マニュアル、カレンダーなど)
・CD・DVDなどの電磁的記録媒体
<同封できるもの>
・付録(主な内容物(印刷物)では、付録について言及し相互性を持たせることが必要。主な内容物より軽いもので「付録」と表示する)
・注文用の払込書用紙、返信に必要な事項を記載した用紙(申込用紙、アンケート用紙、払込書用紙など)
・注文用(または返信用)の宛名を記載した封筒・ハガキ
・注文を促すための商品見本(「見本」「試供品」「サンプル」と記載したもの)
・割引券、クーポン券、記念品贈呈券、昼食券(コーヒー券)、駐車券など
以上のように多様なものを送る際に利用できますが、下記のものは送れません。
<ゆうメールで送れないもの>
・信書
・印刷物以外の方法で記載したもの(手書きの文書など)
・代替品の入手が困難なもの
ゆうメールの「信書が送れない」への対策

ゆうメールを利用するとき、もっとも注意すべき点は「信書が送れない」ということです。このことは、特約ゆうメールも同様です。
信書とは、日本郵便サイト「信書の送付について」によると、「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」。つまり、“特定の人に読んでほしい”文章ということです。
“特定の人”に向けた文言は、信書に該当します。「鈴木様」などと名前を明記するだけでなく、「経営者の方々へ」「〇〇をご利用の皆様」なども受取人を特定したことになり、信書と判定されます。
信書に該当するか否かは、郵便局に確認する以外に分かる手立てはありません。信書判定は厳しくなっており、半年前にOKだった文言が、信書と判定されることもありますので、注意が必要です。
◎参考記事『DM発送のゆうメール便で「信書」と判定される条件とは?』
万一、DMの印刷物が信書として判定されると、文言を修正して刷り直すか、普通郵便に変更するかなどの対応をすることになり、スケジュール延長やコストアップは免れません。
そのような事態を回避するために、ダイレクトメール発送ONLINEでは次のような対策を行っています。
<ダイレクトメール発送ONLINEの、信書判定の対策>
信書判定の影響を軽減する対策として、印刷前に、郵便局での※信書確認を行っています。他社で印刷される場合も、印刷前にデータを送ってもらい、郵便局で信書確認します。
信書と判定された場合は、文言の修正を提案するなど、納期・費用への影響が最小限になる方法をアドバイスします。信書判定の後に印刷すれば、修正のための刷り直しなど無駄な費用や時間のロスを防げます。
※信書確認は、返答まで2~4日ほどかかります。
特約ゆうメールを手軽に利用するには
特約ゆうメールは、日本郵便と契約した法人や事業者が利用できるサービスです。特約契約を結ぶには一定の基準・条件(一定以上の発送量など)を満たすことが求められます。また、郵便局への差出時に仕分け・結束作業が必要になるなど、通常のゆうメールとは発送方法が大きく違います。
特約ゆうメールの契約は、自社のみで利用する法人が結ぶケースと、サービスを提供する事業者が結ぶケースがあります。
直接契約していない場合でも、ダイレクトメール発送ONLINEのように、特約契約を結んでいるDM発送代行業者に委託すれば、特約ゆうメールを手軽に利用することができます。
特約ゆうメールが、通常のゆうメールと異なる主な点は次のとおりです。
<特定ゆうメールが、通常のゆうメールと異なる点>
・冊子の印刷物だけでなく、チラシやA4ハガキなどの1枚物の発送も可能。
・料金は、基本的に通常のゆうメールより割安。
・「差出人」として、特約ゆうメール契約企業名・事業者名の表記が必要。
(DM発送されるお客様の社名も併記できます)
・「返還先」の明記が必要。

特約ゆうメールのスケジュールと料金について
特約ゆうメールは、信書の確認や配達猶予があり、余裕をもったスケジュールで進めることが大事です。信書判定では、郵便局からの返答に2~4日ほどかかります。普通郵便の配達日数に加えて猶予が発生しますが、猶予日数は件数によって変わり、基本的には5万通までは3日、5万通以上は7日の猶予が生じます。
料金も気になりますよね。特約ゆうメールの料金は、DMの重量・件数などで変わりますから、「DM発送料金オンライン見積り」よりご確認ください。定形外サイズなら、普通郵便より割安になることがほとんどです。
ダイレクトメール発送ONLINEでは、特約ゆうメールによる、冊子の印刷物のDM発送のほか、A4ハガキやチラシ(透明封筒入り)など1枚物のDM発送も数多く手掛けています。詳しくは「DM郵送まるごとパック」をご覧ください。
日本郵便の「大口・法人向け割引」を上手に利用することで、送料を抑えることも可能です。DM発送のコストを抑える方法など気軽にお問い合わせください。














