2023.01.20
DM発送の効果とは？

DM発送の効果とは？
マーケティング施策として、DM（ダイレクトメール）発送を試してみたいけど、どのくらい効果が見込めるかわからない…とお悩みではありませんか？

この記事では、DM発送によりどういった効果や成果が得られるのかまとめていきます。
DM発送を検討されている方の参考になれば幸いです。

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そもそもDM（ダイレクトメール）とは？

DM（ダイレクトメール）は、主に企業が宛先を指定して直接発送する広告・宣伝の郵便物のことを指します。
送り先は法人・個人などを問いませんが、不特定多数に送付するポスティングとは異なり、宛先を指定して発送するのが一つの特長です。
また、その形態も定形ハガキ、大判ハガキ、紙封筒、透明封筒など様々です。

昔からDMは広く宣伝・販促の手段として用いられてきましたが、近年はメールやSNSを利用したマーケティングが増えており、相対的にDMの需要は下がってきているようです。
しかし、DMにはいわゆるデジタルマーケティングと異なる強みやメリットがあるため、ここ数年で再評価の機運も高まっていると言われています。

DM広告について詳しく知りたい方は以下もご参照ください
DM広告とは？インターネット広告とのメリット・デメリット比較

DM・ダイレクトメール発送による効果

DM開封の様子 DM発送の効果については、一般社団法人日本ダイレクトメール協会が毎年「DMメディア実態調査」として詳しく調査を行っています。
今回は2021年版から、特に注目にすべき内容について見ていきましょう。
参考文献：「ＤＭメディア実態調査2021」一般社団法人日本ダイレクトメール協会

1.開封率は約68%！多くの人に見てもらえる

DMの開封率は約68%、これは営業メールが一般的に5%前後と言われているのに対して10倍以上のスコアです。
ただし、自分宛のDMは80％と高いものの、家族など自分宛以外のDMは53％、宛名なしのDMだと37％という結果になり、特にDMでは個人に対象を絞ることが効果を高めるのに有効なようです。

2.行動喚起率21%！実際のアクションにつながる

本人宛DMを受け取ったあとに、「ネットで調べた」「購入した」などの行動喚起率は約21%。つまり、発送されたDM受取人の5人に1人が何らかのアクションを起こしたことになります。
直接売上につながる行動も、全体の約10%に上りました。
・店にでかけた　…1.8%
・購入・利用した…3.8%
・資料請求した　…2.8%
・問合せた　　　…0.7%
・会員登録した　…1.7%

3.パーソナライズDMの開封意向54.5％！”特別”を感じてもらえる

最近購入した商品に関連するキャンペーンや、誕生日のお祝いとしてのクーポンなど、送り先の個人に最適化したDMを「パーソナライズDM」と言います。
通常のDMの開封意向が12%なのに対し、パーソナライズDMでは54.5%！
「自分宛に実物を送ってくれる」という特別感が、DMをより効果的なものにしてくれるようです。

DMとWebサイトで効果測定をしよう

DMの効果測定

DMには様々な効果があるとはいえ、結局自社のDMでどのくらい結果につながるのかは計測してみなければわかりませんよね。
一昔前までは、DMの効果測定は難しく、例えばクーポンをつけてそれが使われたかどうか、といった判定しかできませんでした。
しかし、DMにQRコードをつけて、WebサイトやSNSに誘導することで、「どのくらいDMが見られているのか」「DMを見た人がどういったアクションをしているのか」といったことがかなり判断できるようになってきました。

もちろん、DMを受け取った人すべてがQRコードを利用してアクセスしてくれるわけではありませんので正確な解析は困難です。それでも、「誰が」「いつ」「どこに」アクセスしたのかなどの情報から様々な分析ができます。
例えば商品販売などのDMであれば、DMからの購入者をある程度計測し、費用対効果を算出することもできるのです。

また、アクションがあった人の年齢・性別・地域などを集計することで、DMや広告商品がどういった人の行動を喚起したのかを把握し、特に反応率の高いユーザーに絞り込んで再度DM発送をする、といった継続的なマーケティングも可能になってきました。