2022.11.8
DM広告とは?インターネット広告とのメリット・デメリット比較

多く企業で、新しいサービスや商品を多くのお客様に伝えたい場合に、まず検討されるのがDM広告やインターネット広告ではないでしょうか。
一昔前は広告といえば大企業によるマスメディア広告が主流でしたが、今では中小企業にも広告がぐっと身近になり、様々な広告手法が増えてきました。

今回はその中でも手軽で身近なハガキ・チラシなどのDM広告(郵送ダイレクトメール)と、検索広告やバナー広告などのインターネット広告(Web広告)を比較してみたいと思います。
「広告を出したいけど、何を使えばよいかわからない」とお悩みの方に、参考になれば嬉しいです。

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DM広告とは

DM広告とは、ダイレクトメールの略称で、その名の通り企業が法人・個人に直接届ける宣伝・販促の郵便物のことを指します。ひとくちにDMと言っても、ハガキ、封書、大判封筒、チラシ、パンフレット、カタログなどその形態も様々です。

なお、DMは企業から指定したターゲットに直接届けるものですので、ポスティングや新聞オリコミなど地域一帯への広告とは区別されます。
また、電子メールを使ったダイレクトメールや、SNSでも「DM」という機能がありますが、ここでは郵送DMを扱いますのでご了承ください。

DM広告のメリット

1.広告したい内容に合わせた多様な訴求方法を取れる

最初にお伝えした通り、DMの種類は実に様々なです。大量の商品が載ったカタログも、キャンペーンのハガキも、実物のサンプルも、費用対効果を考えながら最適な方法でターゲットに広告を届けることができます。
Webという視覚に限定されたデジタル媒体と異なり、手触り・肌触りなど「リアルな体験」「モノとしての存在感」があることも大きな強みです。例えば電子メールのDM開封率が5%前後と言われるのに対し、郵送DMの場合は自分宛てのDMは74.0%家族宛てのDMは57.7%の確率で開封されており、Webに比べて高い訴求力が伺えます。
参考:一般社団法人日本ダイレクトメール協会 研究開発委員会編「DMメディア実態調査2019」

2.指定したターゲットに直接広告を届けられる

DMの大きな特徴として、郵送先を指定して送るため、ターゲットの顧客に直接広告を届けることができます。
Web広告やオリコミ広告など不特定多数のターゲットとする広告と異なり、購入履歴のある顧客や購買意欲の高いと思われる顧客、あるいは性別や年齢なども、顧客データさえあれば選別して届けることができるため、顧客ひとりひとりに合わせた広告物を届けることができ、費用対効果が高いと言われています。
またWeb広告では、特定のキーワードで検索するなどユーザー側のアクションに左右される言わば「待ち」の広告ですが、郵送DMであれば普段ネットを積極的に利用しないユーザーに対しても送付できるため「攻め」の広告を展開することもできます。

DM広告のデメリット

1.手間とコストがかかる

Web広告の場合は、バナー画像やキャッチコピーを作成し、既にホームページがあればそこに誘導するだけ、というケースも多いのですが、DM広告ではより手間とコストがかかります。
例えば、ハガキDMひとつとっても、デザイン作成・印刷・顧客情報のリスト化・宛名印字・発送など様々な工程が必要となります。これがパンフレットやカタログになるとより大きなコストがかかりますよね。
時間がかかる分、Web広告と違って広告の開始から成果が出るまでにタイムラグがあるのもデメリットになります。
手間や負担を抑えてくれながらも、広告郵便物として承認されるなど、より安価で受けてもらえるDM発送代行会社に依頼することが重要です。

2.顧客リストが必要になる

当たり前ですが、送付先のリストがないとDMを送ることはできません。ターゲットをセグメント化できるメリットの反面、そもそも氏名や住所などの情報を持っていないと成り立たないのがDMのデメリットです。
特に個人に送るBtoCの場合は、個人情報保護法の観点から一般的には名簿業者などから購入することできないため、取引先や来店客などの情報をリスト化しておく必要があります。
ただし、企業向けのBtoB広告の場合には、業種や地域などを絞った顧客リストが販売されているところもありますので、新規顧客を開拓したい場合には、検討してみるとよいかもしれませんね。
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3.開封率など費用対効果の測定が難しい

広告1件あたりの費用や、広告に対する商品の売上金額など、ほぼすべてが数字で把握できるWeb広告と異なり、郵送DMでは開封率や費用対効果の正確な測定は困難です。最悪開封されずに捨てられている、というケースもあるため「DMを送っているけど効果が出ているかわからない」という方も少なくありません。
ただし、近年ではQRコードを利用した計測方法も進歩していますので、継続的な効果測定を行いながら、改善を行って郵送DMの精度をあげていくことをおすすめします。

インターネット広告とは

インターネット広告とは、その名の通りインターネットのWebサイトやスマートフォンのアプリなどに掲載される広告を指します。
バナー(画像)広告や、テキストだけの広告、最近では動画広告など、その種類や表示方法は多種多様です。
ただ、企業が商品やサービスの宣伝を使いたい場合に、最もメジャーな方法は「Google検索結果ページへの広告表示」でしょう。
特定のキーワードで検索した際に、自社のページを上位に表示させるという検索連動型広告と呼ばれる手法です。
ここでは、郵送DMと比較して、この検索連動型広告のメリット・デメリットを考えたいと思います。

検索連動型広告のメリット

1.少額の予算ではじめられる

キーワードにもよりますが、Google検索広告の1クリックあたりの費用は数十円〜数百円が一般的です。
予め月額費用や1クリックあたりの費用上限を設定できるため、予算に合わせた広告運用をすることができます。
DM広告も1件あたりの単価は同じくらいに合わせることはできますが、一度郵送すれば回収はできませんし、広告のスタート・ストップなどを日々柔軟に運用することは難しいでしょう。

2.費用対効果が明確

検索連動型広告では、費用対効果が明白なのも大きな特徴です。
例えば1クリック100円の広告だと、10,000円の広告費用を投じれば、確実に100人を自社サイトまで誘導することができます。
その中から更に商品購入した人数や売上を計測すれば、広告費用が割にあっているかどうか簡単に把握できます。
これは開封率の正確な計測が難しい郵送DMにはない大きなメリットです。

3.特定のキーワードを検索したユーザーにだけ広告を表示できる

検索連動型広告は、例えば「ダイレクトメール 発送 代行」など、特定のキーワードを検索しただけでなく、地域・年齢・性別などによってもセグメント化できるため、不特定多数ながらも商品購買意欲が高いと思われる顧客に効果的に訴求することができます。
直接顧客を指定する郵送DMほどではないものの、無駄のないセグメントを実現できるので、コストパフォーマンスに優れた効果を発揮できる可能性が高いです。

検索連動型広告のデメリット

1.競合と必ず比較される

検索連動型広告は、ほぼ必ずと言っていいほど競合が存在しています。このため、競合が広告費を多くかければ上位表示が難しくなりますし、ユーザーも複数の会社を比較検討した上でサービスの申し込みや商品の購入を行います。
いくらセグメント化が有効でも、競合に対して優位性をアピールできるWebサイトを持っていなければ、広告をかけても全く成約に繋がらいという事態も起こりえます。そして競合より優位性を的確にアピールできるWebサイトを構築するには、多額のコストがかかることも少なくありません。
郵送DMの場合には、比較対象が存在しないケースも多いため、顧客がそのまま指名購入してくれたり、直接自社のWebサイトにアクセスしてくれる可能性が高いため、結果的に費用対効果がWeb広告よりも圧倒的に高くなるケースもあります。

2.ユーザーのアクションが必要

検索連動型広告は、その名の通り「検索に連動した広告」です。このため、ユーザーが検索してくれないことには広告を表示させることができません。
特に新しいサービスや商品をPRしたいときには、そもそも適したキーワードで検索してくれるユーザーが少なく認知が上がらないといった問題が発生することが少なくありません。
このため、そもそも検索しないユーザー(潜在顧客)に対しては需要を喚起するようなPRをすることには不向きです。
一方郵送DMでは、ユーザー側のアクションを必要としないため「こんなサービスがあったんだ!」など、新規顧客の獲得や既存顧客への需要喚起につなげることができます。

郵送DM広告と、インターネット広告との比較まとめ

ここまでDM広告とインターネット広告を比較してきましたが、いかがでしたでしょうか?
それぞれメリット・デメリットがあり、どちらが効果的かは広告する商品・サービスの内容やターゲットにもよるので一概には言えませんが、個人的にはDM広告とWeb広告を組み合わせて活用していくことをおすすめします。

例えば、BtoBサービスを展開する場合、まずはサービスの詳細を伝えるWebサイトを作った上で、ターゲットとなる企業のリストを購入してDMを送りつつ、同時にWeb広告も展開する、といったことが最も効果的ではないでしょうか。
この場合、Web広告で計測した申し込みはWeb広告費用分の売上、それ以外の申し込みはDM広告といったように選別して、費用対効果を計測しながら広告運用をしていくと改善や振り返りをすることもできます。(お申し込みフォームに、「何を見てこのサービスを知りましたか?」といったアンケートをつけるとより正確な計測ができます)

特に、検索されにくいキーワードでのサービスや、実物でしかPRできないサンプル・カタログなどの広告が必要な場合は、郵送DM広告を効果的に利用することで、より多くのターゲットに商品サービスを宣伝できますので、ぜひ検討してみてください。

お悩みの方は、ダイレクトメール発送ONLINEが無料でご相談もお受けしています。
これまで郵送DM広告の代行業者として、様々なお客様からのご依頼を受けてきましたので、
このケースは郵送DMが適しているかどうか?どのくらい費用がかかるのか?など、お気軽にお尋ねいただけると幸いです。

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