2022.05.24
「別納郵便物等差出票」の書き方
この記事では「別納郵便」を差し出すときに記入する「別納郵便物等差出票」の書き方について解説しています。
そもそも別納郵便物とは?
別納郵便物とは日本郵便が提供するサービスの一つです。
郵便物の指定位置に「別納郵便マーク」を表記することで、切手を貼らなくても窓口で現金等で支払うことが可能になります。「同じ料金帯の郵便物を10通以上を同時に差し出す」という条件はありますが、たくさんの郵便物に切手を貼る必要がなくなるので、とても便利なサービスです。
気になる方は別の記事で解説していますのでぜひそちらも御覧ください。
>> 切手を貼らずに出せる?料金別納郵便とは
※DM発送代行の料金を知りたい方は、DM料金表・費用見積りをご利用ください。
別納郵便物等差出票とは?
「別納郵便差出票」とは、別納郵便物を差し出す際に書かなくてはならないもので、差出人の住所や氏名、郵便物の仕様や支払手段を記入する用紙になっています。
この用紙は郵便局窓口で「別納差出票ください」と伝えればもらうことが出来ます。
※社判が押されているのは、弊社で使っているものだからです。
実際もらうときはすべて空欄です。
別納郵便物等差出票の書き方
それでは実際に書いてみましょう!色々と記入枠がありますが、実際に書く欄は大きく分けて4箇所です。
①差出人様 住所・氏名 | 差出人の住所と氏名、電話番号を記入します。 基本的には郵便物に記載されている差出人を書きます。 郵便物が何らかの理由で届かない、トラブルが発生した場合などに返却先・連絡先として利用されます。 |
②発送代行業者様 住所・氏名 | サードパーティーのようにお客様から依頼を受けて発送を代行する場合に記入します。 差出人本人が郵便物を差し出す際には記入しなくて大丈夫です。 |
③差出年月日 料金等お支払方法 | 差出し年月日は郵便局に持っていく日を記入します。 料金等お支払方法は窓口で郵便料金を何*で支払うかをチェックします。 *現金で支払い、切手で支払い ※広告郵便物や区分郵便物など切手では支払えないものもあります。 |
④郵便物の種類・サイズなど |
1通あたりの料金などは日本郵便様のページを見ながら記入すると書きやすいです。 |
④郵便物の種類・サイズについて
種類やサイズ1個の料金等など、細かくて混乱しがちです。
項目名 | 説明 |
郵便物等の種類 | 定形、定形外、ハガキ、往復はがき等のサイズを記入します。 |
特殊取扱等の種類 | 書留(簡易・一般)や速達など、特殊な取扱いをする場合に記入します。 |
重量・サイズ | 郵便物の重さを記入します。 このとき正確な重さではなく区分で記入して下さい。 例)定形内サイズ1通13gの場合 = 25と記入 |
地帯 | 記入は不要です。 |
1通(個)の料金等 | 1通あたりの料金を記入します。 ハガキなら「63」定形内25g以内なら「84」となります。 |
差出数 | 差し出す郵便物の数を記入します。 |
合計金額 | 1通の料金×差出数を記入します。 |
計 | 差出数の合計と合計金額の合計をそれぞれ記入します |
記入例
以下の条件で郵便物を出す場合の記入例です。
差出日:2022/4/1
支払方法:現金
長3封筒サイズ 15g の郵便物を15通
角2封筒サイズ 54g の郵便物を10通
※実際の差出票とは様式が違う場合があります
やりがちなミス
◆差出し票の書き間違い
「住所を間違えてしまった」「通数が違っていた」等、書き間違いが発生した場合には訂正することが出来ます。
訂正する場合には間違った部分を二重線で消して、正しい内容を書いてください。
その上で「差出人様印又は署名」という枠内にフルネームで署名、もしくは印鑑を押します。
(印鑑の場合は2枚目にも押してくださいね!)
尚、書き間違いに窓口で気づく場合もあるので、差し出す際には印鑑を持って行くことをおすすめします。
窓口に持っていく前であれば新しい用紙に書き直すのも有りかもしれません。
◆重量やサイズが混ざっている、10通に満たない
「定形内25gと50gのものを混ぜて持っていった」とか「よくよく測ってみれば25gのものは9通しかなかった…。」
こういう事があると折角窓口に持っていっても、差出しを断られる可能性が出てきます。
事前にグラム数を測って、サイズ別に分けて通数を確認しておくことをおすすめします!
◆料金別納マークがない、違うマークだった
「印刷し忘れ」や「ラベルの貼り忘れ」が発生しても、少量であれば郵便局にスタンプがあるのでその場で押すことも可能です。
ただし数量が多い場合にはスタンプでは対応しきれない可能性が…! 必ず印刷前と差出前でチェックをしましょう!
「料金後納郵便」は別のサービスなので、別納郵便物の時は「料金別納郵便」と記載されているものを使いましょう!
最後に
いかがでしたか?一見難しそうに見える差出票ですが、実際に書く部分は意外と少ないですよね。
出そうとしている郵便物がどんなものか、しっかり把握しておけば誰でも簡単に書くことができます。
日頃10通以上の郵便物をまとめて出している方、自社DMを郵便で出す予定の方の参考になれば幸いです。
もし「たくさんの郵便を出したい」「広告郵便物を利用したい」などのご要望や「自分でする時間がない」などのお悩みがあれば是非サードパーティーへご相談ください!
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