2021.07.24
ショールームの無人化
ダイレクトメール発送代行会社 サードパーティーの濱田です。
地方の企業が東京などの大都市にショールームをオープンさせたいと思っても、
遠隔地のマネジメントにスタッフの確保や管理や、コロナ禍でも安心して来店できる環境づくりという課題も多く、二の足を踏んでいるのが現状です。
今回紹介するのは、私が雑誌で見かけた奈良県のランドセルメーカーの取り組みです。
奈良・橿原市の「鞄工房山本」は、 来店予約から入退場までを完全に自動化した無人ショールームを表参道にオープンされました。
無人ショールームには、スマートフォンでの解錠やクラウドを通じた入退室管理が可能な 「 Akerun 」を導入し、専用予約ページから来店予約をすると、予約者へショールーム入口のロック解除に必要な情報が送信されます。
そして、予約時刻に解錠用URLにアクセスすると、ショールーム入り口のロックを解除するという仕組みになっています。
また来店者が接客を希望する場合は、スタッフとの電話相談やランドセル選びの悩みを解決する動画の提供などでサポートしてくれます。
企業にとって質の高い接客は、熟練の社員さんに任せたいですが、地方から東京など大都市に転勤を命じても、すんなり受け入れてくれるとは限りません。
仮に受け入れてくれたとしても、本社の戦力が一気に低下するリスクもあり、悩ましいところ。
しかし今回の事例のように無人化が出来れば一気に可能性は広がるのではないでしょうか?