2022.02.28
人口減・高齢化社会を勝ち抜く「ファンベース」経営
ダイレクトメール発送代行会社 サードパーティーの濱田です。今回も日経ビジネスから気になる記事を見つけたので書かせてもらいます。
記事では、時代の流れがとても速く、以前と比べてブームが長続きしない時代になっているため経営におけるファンの重要性を訴えていました。新規顧客の開拓よりも目の前のファンを大切にする「ファンベースマーケティング」の考え方が広がってきているということです。
今回の新型コロナウイルス禍で、固定のファンに支えられているお店は、やはり強いということがはっきりしたと書かれていました。
既存のファンを大切にし、中長期的に自社の売り上げや価値を上げていく考え方が「ファンベース」と呼ばれるものです。
2割のファンが売り上げの80%を支えているというのは、多くの企業やブランドで当てはまることで、あるスマートフォンゲームの場合、わずか1.9%のユーザーが売上高全体の8~9割を占めているということが記事に書かれていました。いかにファンを大事にすることが、企業の安定成長に欠かせないということがわかります。
今の日本では、新規顧客の開拓は年々、難しくなっています。下の図は日本の人口推移を長期で描いたグラフです。右肩上がりで人口が増えていた時代は既に終わりを告げ、2060年には今よりも4000万人近く減る見通しです。
出所:日経ビジネス
しかも、今はモノがあふれ返っていて新たに商品を買わないといけない必然性は薄い。つまり、新規顧客そのものの数が減っていくということです。一方でインターネットが普及し、その情報量が多くなりすぎてしまいキャンペーンを打ってもなかなか響きません。
だからこそ、ファンを育成していくことが益々重要になってきているということです。
出所:日経ビジネス
機能や価格で他社と違いを出すのは難しくなっている今の時代に重要なのは顧客との「感情的なつながり」であり、「感情的なつながり」を築ければ、ファンとの関係はより強固になる。多少スペックで他社に追い抜かれても、価格が値上がりしても、なかなか離れない関係性を築いていきたいですね。
お客様との「感情的なつながり」を築くのにお困りの方は、ぜひサードパーティーにご相談ください。顧客の心を引き留めるダイレクトメールをご提案させていただきます。