2023.10.24
ダイレクトメールの発送で環境に配慮し SDGs に貢献する方法

2015年に国連の会議で「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」が採択されたのをきっかけに、環境・貧困・差別などの課題解決に向けて、世界中が行動を起こしています。
日本でもSDGsへの意識が高まる中、事業活動での取り組みが進んでいます。取り組みといっても大掛かりなことばかりではなく、すぐできることもたくさんあります。例えば、省エネ、リサイクル、ゴミ減量、SDGsを意識した商品購入などですが、ダイレクトメールの発送でもSDGsに貢献できます。
そこで今回は、ダイレクトメールの発送で環境に配慮しSDGsに貢献する方法や、そのことで得られるメリットなどについて取り上げます。
◎SDGsについては外務省のサイト「SDGsとは?」をご覧ください。

SDGs の取り組みで好感度・信頼度アップ

当初、「SDGsって何?」という人が多かったようですが、現在はどう変わっているでしょう。今年発表された株式会社電通の「SDGsに関する生活者調査」によると、SDGsを「内容まで含めて知っている」「内容はわからないが名前は聞いたことがある」という回答は合わせて91.6%で、SDGsの認知率は9割を超えました。
企業のSDGsへの取り組みに関しては、「その企業の良い印象が強くなる」(59.1%)、「その企業の好感度が上がる/応援したくなる」(56.5%)、「その企業への信頼度が増す」(55.9%)という結果が出ており、SDGsへの取り組みが好感度・信頼度アップにつながることがわかります。

SDGsを意識して事業活動することは当たり前になっており、一切無視すればそのリスクは高いでしょう。SDGsに取り組むメリットも、企業イメージの向上、新しい視点での事業開発、良好なビジネスパートナーとの出会いなど、様々なことが考えられます。
環境に配慮したDMを選ぶことは、SDGsへの姿勢をアピールでき、イメージアップにつながります。SDGsに積極的な会社はすでに選択しており、その影響力を理解しています。中小の会社はSDGsに消極的なところが多いと言われています。だからこそ、他社と差別化できる、環境に配慮したDMを選ぶ効果は高いのではないでしょうか。

環境に配慮したDM発送。エコな紙の種類と選ぶコツ

環境に配慮したDMを発送する簡単な方法は、用紙を見直すことです。紙の主原料は木材ですが、森林保全のために、紙の使用量削減が課題となっています。デジタル化でプリンター出力を減らしたり、使用済みの紙をリサイクルしたりするのはもちろん、エコな紙を選ぶことも森林保全に貢献します。環境を考慮した商品の調達をすすめる、グリーン購入法の特定調達品目にも「紙」が含まれています。

<エコな紙の種類>

●森林認証紙
第三者認証機関が「森林が適切に管理されているか」「適切に管理された森林で生産された原材料を使用しているか」について評価・認証する森林認証制度。これにより生産・流通管理された用紙が森林認証紙です。違法伐採の木材や、強制労働・児童労働による紙を利用しないという点からもSDGsに貢献します。なお、「FSC認証」は国際的な非営利団体FSC (Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)による認証制度です。

●植物や農産副産物から作られる紙
竹、ヨシ、麻、木綿、バナナなど、様々な植物が紙の原料になっています。サトウキビの搾りかすであるバガスなど、廃棄物の利用も広がっています。

  • 放置竹林の解決につながる竹の紙
    放置された竹林が旺盛な成長力で森林や里山を侵食し、土砂災害への影響などが社会問題に。紙の原料に利用されることで解決につながります。
     
  • フェアトレードにもなるバナナペーパー
    収穫時に廃棄されるバナナの茎の繊維を原料にした紙です。アフリカのザンビアにあるエンフエ村のバナナ農家や村の人達とコラボして作られ、雇用創出により貧困層を支えています。

●新素材の紙、LIMEX(ライメックス)
主原料は石灰石。森林資源を使用せず、紙に比べると製造時に使う水の量を削減できます。水に強く、破れにくい特徴があり、ラミネート加工等を必要としません。

●再生紙
原料は古紙パルプ。古紙回収システムにより利用率・回収率が高く、段ボール、新聞、ティッシュペーパーなどに使われています。再生紙のコーティング技術が向上し、印刷用紙としても利用されています。

<エコな紙を選ぶときのコツ>

エコな紙は種類により、風合いや色合いなどが異なります。特性を理解して、DMの内容にふさわしい紙を選ぶことが肝心です。一般の紙より価格が高くなりがちですので、コスト面もチェックします。マークの表示でアピールできますから、許可・申請などが必要かどうかも確認しましょう。

「エコDM」で気軽にSDGsに貢献

ダイレクトメール発送ONLINEの運営会社、サードパーティーは、SDGs(12番目の「つくる責任、つかう責任」の目標達成)に向けた取り組みとして、環境に配慮したDM素材を扱った、エコDMを用意し、エシカル消費を支援しています。

エコDMでは下記の素材を扱っています。

●フェアトレードの紙、One Planet Paper®(バナナペーパー)
廃棄されるオーガニックバナナの茎を原料として使用し、古紙または森林認証パルプを加えて作られています。アフリカのザンビアにあるエンフエ村を支えるフェアトレードの紙でもあります。バナナの茎の繊維を20%以上使用した紙はフェアトレード認証紙として表示が可能です。

●国産竹使用の竹ホワイト封筒
竹材の使用で放置竹林問題の解決に貢献します。ホワイト系の封筒としては低コストで、費用面が気になる方におすすめです。

●耐水性・光沢のあるLIMEX Sheet(ライメックスシート)
主原料は石灰石で、森林資源の保全に貢献でき、製造時の水使用量を大幅に削減できます。耐水性があり、破れにくいのが特長。表面に光沢があり、発色がよく、写真が映えます。水に強く丈夫なので、A4サイズの大判ハガキにも適しています。

●再生紙
古紙パルプが原料。再生紙のコーティング技術が向上し、比較的普通紙に近い質感です。コート再生紙、マットコート再生紙、上質再生紙から選べます。Rマークを表示できます。

●透明封筒、バイオマスCCP袋
バイオマスを「フィルムに10%」「インクに20%」含有した材料を使用して作られたテープ付のCPP袋です。植物由来の原料(トウモロコシ等)の配合で、石油資源を節約します。焼却時に大気中の二酸化炭素濃度を上昇させず、微生物が分解するので、海や土壌に残り続けません。一般社団法人日本有機資源協会により審査・認定されており、バイオマスマークが使用できます。

◎価格やマーク表示など詳細は「エコDM」ページをご覧ください。

<エコDMの事例>

    • 東京のIT系企業
      ・DM内容:社内報をバイオマスCPP封筒で発送。
      ・きっかけ:SDGsに貢献できるDMを探されており、ご紹介で依頼されました。
       
    • 大阪の写真スタジオ
      ・DM内容:ニュースレターをLIMEXシートのA4サイズのハガキで発送。
      ・きっかけ:雨に強く発色のいいLIMEXシートを提案。透明封筒から切り替えられました。
       
    • 大阪のWEB制作会社
      ・DM内容:ニュースレターをバナナペーパーで印刷し発送。
      ・きっかけ:SDGsに取り組まれており、環境に優しく、風合いのいい用紙を提案しました。
       

エコDMキャンペーン実施中(2023年10月31日まで)

① バイオマスA4透明封筒(CPP)への変更無料
② 「LIMEXポストカード(郵便はがき)印刷~発送」がお得な価格に
③ 「バナナペーパーのA4両面カラー印刷+バイオマス透明封筒」をお得に提供
◎詳細は「エコDMキャンペーン」ページをご覧ください。

 

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