2023.05.29
送付先リストでDM効果アップ。リストの集め方と、リストがないときの対処法

DMは、どこに送るかが大事です。DM作成に力を入れても、送付先が少なかったり、DMの内容に合わないところに送ったりすれば、効果は期待できません。

DMの目的で送り先が選べるほど、十分なリストがあることが理想。ですが、リストがなくてもDM発送できる方法もあり、こちらの方が効果的なこともあります。今回は、DM効果を上げるための送付先リストについて考えてみます。

※DM発送代行の料金を知りたい方は、DM料金表・費用見積りをご利用ください。

個人の送付先リストを集めるには

BtoC、つまり消費者向けビジネスの場合、DM発送には個人のリストが必要となります。

配送をともなう業種や、住宅・建築関係、金融・保険業界など、お客様の住所・氏名を必要とする業務であれば、個人のリストを集めることは容易です。しかし、そうではない場合、個人情報の収集は難しいもの。そこで、顧客リストを集めるマーケティング施策を考えてみました。対面時だけでなく、自社ホームページも活用して、住所・氏名をうかがうことができます。

●プレゼント応募、アンケート回答
プレゼントや無料サンプルなどの応募、景品が当たるアンケートの回答、資料請求時。

●記念日特典
誕生日や節目のお祝いなど記念日特典のお申し込み時。

●イベント開催
セミナーやお得意様セールなど、イベント招待状の送付先の記入時。

●会員制サービス
様々な割引やお楽しみを提供する会員制の登録時。

顧客リストを増やすことは、固定客化にもつながります。なお、住所・氏名をご記入いただく際は、ＤＭを送る可能性があることを伝え、ＤＭ不要か否かをたずねるようにしましょう。

今すぐDM発送したいのに、個人リストが少ないときはどうすればいいのでしょうか。次で、リストがなくてもDMを送ることができる方法を紹介します。

個人のリストがない場合、DMを発送するには

消費者向けビジネスで「DMを送りたいが、個人のリストがない」「店舗オープンのDMを地域の人に送りたい」などの場合、日本郵便の「タウンメール（配達地域指定郵便物）」や「タウンプラス」がおすすめです。

宛名の代わりに「地域にお住いのみなさまへ」などと書かれ、「配達地域指定」や「タウンプラス」と記載されたDMを受け取ったことはありませんか？　それが、タウンメールやタウンプラスです。

＜タウンメール（配達地域指定郵便物）、タウンプラスとは＞

・指定した地域の全戸に郵便物を届ける、日本郵便のサービスです。
・配達したい地域を指定するだけでOK。顧客リストは不要です。
・新規顧客の開拓やエリアを絞ったアプローチにも活用できます。
・郵便局員が配達するので、安心感があります。

＜タウンメールとタウンプラスの違い＞

	タウンメール	タウンプラス
地域指定	町丁目単位の指定 ※全戸に配達される	マンション単位で指定可能 ※DM不要と申告のあるマンションは配達不可
最低差出数	なし ※1つ以上の町丁目の指定があればOK	500通以上
事前申請	不要	必要 ※計画表等を差出予定日の最低14日前に提出する必要あり
到着までの日数目安	通常配達日数＋3日程度	通常配達日数＋5日程度