2025.01.24
初めてのDM（ダイレクトメール）、まずは印刷物作成の流れとスケジュールの立て方を押さえよう
初めてDMを発送するとき、何から始めればいいのか、戸惑うのではないでしょうか。
特にDMの印刷物ができるまでには様々な工程があり、DM発送に慣れないうちは難しく感じられるようです。
そこで今回は、初めてDMを発送される方のために、ＤＭの印刷物ができるまでの主な流れと、重要なプロセス、スケジュールの立て方についてわかりやすく解説します。
※DM発送代行の料金を知りたい方は、DM料金表・費用見積りをご利用ください。
DM印刷物ができるまでの主な流れ
まずはDM印刷物が完成するまでの主な流れを把握しましょう。
①企画立案
・DMの目的・ターゲットを確定する
・予算を決める
・形態の選択
・部数と発送時期を確定（スケジュールを立てる）
②DM印刷物の作成
・構成・内容を考える
・文章と素材（写真、イラスト・図など）を準備する
・レイアウトを考える（ラフ描き）
・デザイン制作
・入稿用デザインデータ作成
③デザインデータを印刷会社に入稿する
④印刷完了
完成した印刷物をDM発送代行会社へ送付し、宛名データを入稿すると、発送準備（封入・宛名貼りなど）が行われ、発送されます。なお入稿とは、印刷会社などにデータや原稿を渡すことです。
デザイン制作は、内製か外注かによって、その後の進め方が違います。デザインにこだわるときや、ボリュームのある印刷物は、広告会社やデザイン会社などに依頼した方がいいでしょう。
◎参考記事『ダイレクトメールのデザインを依頼するとき、外注先を選ぶポイントと制作の流れ』
DM作成の重要なプロセス「企画立案」で行うこと
DM印刷物ができるまでの流れの中で、重要なプロセスは最初の「企画立案」です。
この段階で決めたことが、後で変更になると、DM作成のスケジュールが延びるだけでなく、DMの効果にも影響を及ぼします。DM発送を急ぐあまり「とりあえず進めよう」としないよう、しっかり検討しましょう。
＜企画立案で行うこと＞
●DMの目的・ターゲットを確定する
なぜＤＭを出すのか、目的を明確に決めます。目的によってターゲットが変わり、DMの構成・デザインも違うものになります。
●予算を決める
予算によって、DMの形態や部数などが変わるため、早めに決めておきます。
ちなみに、ＤＭ費用の主な内訳は、デザイン費、印刷費、発送作業費、配送費です。費用を抑える方法は、デザインを内製する、部数を減らす、ハガキを利用するなどがあります。
●形態の選択
DMの形態として、まずハガキか封書かを決めます。いずれも様々な種類があります。
・ハガキで送る
定形郵便で送る場合、通常ハガキか圧着ハガキが利用できます。
圧着ハガキは、特殊な糊で中面を接着したもので、通常ハガキの2倍、3倍の情報を掲載できます。個人情報を載せられるので、金融機関のDMにもよく利用されます。
◎参考記事『DMハガキを戦力に！ 効果を出すためのDM作成ポイント』
・封書で送る
封書の場合、チラシ、パンフレット、商品カタログ、ニュースレターなど、様々な印刷物を送ることができます。どのようなものが送れるのかは、『DM（ダイレクトメール）発送代行・郵送代行の種類一覧』をご覧ください。
●部数と発送時期を確定（スケジュールを立てる）
予算とDMの形態が決まれば、おおよその部数がわかります。
目的とターゲットによって、いつDMを届けたいのか、希望する到着日も出るでしょう。そこから逆算して発送日を決めて、スケジュールを立てることができます。
DM発送代行会社に依頼するときは、予算とDMの形態、部数がほぼ決まった時点で、早めに問い合わせることをおすすめします。
時間に余裕があれば、複数の会社に見積りを依頼して検討し、納得できる会社を選べるでしょう。また、問い合わせることで、発送部数やスケジュールが明確にわかります。
◎参考記事『DM発送業者を選ぶ5つのポイント』
DM印刷物作成のスケジュールの立て方
DMを発送することが決まると、お客様にいつ届けられるのか、日程にどのくらい余裕があるのかなど、スケジュールが気になるでしょう。
スケジュールは逆算して考えますので、お客様の元にDMが到着する希望日を決めて、そこから遡ります。
DM到着までにかかる期間は「DM作成＋印刷＋発送準備＋配達日数」です。
DM発送代行会社に依頼した場合の「発送準備＋配達日数」については、記事『ダイレクトメール（ＤＭ）を希望の期間に届けるための、ＤＭ発送代行のスケジュールと注意点』で説明していますので参考にしてください。
「ＤＭ作成＋印刷」の期間は、DM形態により大きく異なり、見当をつけにくいものです。通常ハガキで送るのなら短期間ですみますが、ページ数の多いカタログなら長期間かかります。
デザイン制作を外注するのであれば、会社選びの際、見積りとスケジュールを依頼するといいでしょう。
なお参考として、A４サイズのチラシを内製した場合の発送までのスケジュール例を紹介します。
＜「新商品ご案内ＤＭチラシ」スケジュール例＞
＜スケジュールを立てるとき、注意するポイント＞
●スケジュールは余裕をもって
上のスケジュール例はスムーズに進んだ場合です。途中で思わぬトラブルが起こることもありますから、スケジュールに余裕をもたせることをおすすめします。特に、DM作成に慣れないときは、時間がかかりがち。タイトなスケジュールにしないように気を付けましょう。
●守るべき日程をずらさない
スケジュールには、ずれてもOKな日程と、遵守すべき日程があります。遵守すべきなのは、他部署や外注先などに影響がある日程です。
例えば、上のスケジュールでは「印刷会社にデータ入稿」の日。印刷会社は入稿以降の段取りを組んで予定を空けていますから、入稿日が延びると、スケジュールが大きく後ろ倒しになることも。入稿日がずれるとわかった時点で早めに連絡し、その後のスケジュールを調整する必要があります。
DMの作成・発送の手間を省き、スケジュールを短くする方法
ＤＭ印刷物作成の流れと、重要なプロセス、スケジュールの立て方について説明しましたが、おわかりいただけたでしょうか。
本記事では、DM発送代行会社へ発送を依頼した場合として、スケジュールを説明しましたが、一段階前の印刷から依頼すると、印刷から発送までを任せられて、外部とのやりとりが減り、日数短縮にもつながります。
さらに、デザイン制作から依頼すれば、もっと手間が省け、スケジュールを短くできるでしょう。
ダイレクトメール発送ONLINEは、DMのデザインから印刷、発送まですべてに対応していますので、ぜひご検討ください。
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