2025.04.10
DM(ダイレクトメール)で効果を上げるために、企画段階のよくある失敗を知っておこう

DMを発送することが決まるとまず、「どんなDMを作ろう?」とDM自体に意識が向きがちですが、大事なのはDM制作前の企画です。企画段階でしっかり準備しないと、いいデザインのDMを作っても、効果を上げることは難しいでしょう。

そこで今回は、DMの企画段階のよくある失敗を取り上げ、企画の大事なポイントについてお伝えします。DMで効果を上げたい方はもちろん、思うような成果が出ないと悩まれている方も参考にしてくださいね。

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ターゲットが広すぎる

DMで効果を出すための基本は、「読みたい」と思ってくださる方に届けることです。だから、ターゲット(送付先)選びは重要。しかし、「多くの方に送る方が、成果が出そう」と考えて、ターゲットを広く設定しがちになります。

例えば、ターゲットを既存顧客とした場合、何度も利用されている方、1回だけの利用の方、最近利用された方、1年以上利用のない方など、すべて含まれます。あらゆる方に向けたDMにしようとすると、内容がぼやけてしまい、結局、誰にも響かないDMになり、効果は出にくいでしょう。どの顧客層にアプローチすべきかを考えて、ターゲットを絞り込むと、興味をもたれるDMを作りやすくなります。

また、性別だけ、年代だけというターゲット設定も広すぎると言えます。DMの目的や商品・サービスに合わせて、家族構成、居住地域、年収、ライフスタイルなども考慮しましょう。

届けるタイミングを考えない

DMの反応率を上げるには、タイミングも大事です。例えば、個人向けDMで考えられるタイミングは、初回利用のすぐ後、顧客の記念日、ボーナス月の前、年中行事など。生活習慣やライフステージなどから、お客様の気持ちを推し量り、効果的なタイミングを考えましょう。

タイミングが悪い時期は、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始など大型連休中や直前です。何かと忙しかったり、不在だったりで、開封されないことが予想されますから、避けるのが賢明でしょう。

特典がない。または特典に魅力がない

特典はDMの効果を左右する要素ですから、必ず入れましょう。しかし、特典に魅力がなければ意味がありません。DMを受け取った方が興味をもつ内容や、お得感があるものを考えます。
なお、「抽選で1名様にプレゼント」など特典獲得の条件が厳しすぎたり、特典の内容がわかりづらかったりすると、興味を失わせますから注意しましょう。

具体的な特典の種類については、記事『届いてうれしいDMづくり。特典でDM効果を高めるには』で紹介していますので参考にしてください。 

封書のDMに、開封の工夫がない

封書のDMは、開封されることが最初の大きなハードルです。封筒を見て開封したくなるような工夫は不可欠。基本は封筒に、中を読みたくなるメッセージを載せることですが、そのためにも魅力的な特典や情報が必要になります。

さらに、封筒のデザイン・形状の工夫も効果的です。封筒・中身を正方形にすると、長方形のDMが多い中、目立ちます。また、食品関連のDMを食べ物の形にするなど、商品・サービスをイメージさせる形状にするのも好印象。ただし、制作費・送料がアップしますので、予算も含めた検討が求められます。

DMを送るだけで完結している

DM発送には費用と時間がかかりますから、DMだけの施策で終わらせるのはもったいないんです。DMを十分活用するために、Webサイトやメールなどデジタルと組み合わせることを考えましょう。

例えば、DMに*QRコードを載せて、Webサイトなどに誘導すると、多くの情報を伝えられたり、アンケートが簡単にできたりするほか、自社サイトのアクセス数アップにもつながります。
また、事前にEメールを送って、DMの情報や特典などを伝えて関心を高めておけば、DMの開封・閲覧の後押しになります。

効果測定を行わない

施策を実施したときは、効果測定を行い、得られた効果や改善点を明らかにすることが重要ですよね。DMでも同じ。どんなお客様が、どのように行動したのか、効果測定を行い、検証することが大事です。
前のDMの結果を次のDMに生かすということを繰り返していけば、どうすれば成果を出せるのか、独自のDM成功の法則がつかめてきます。企画時に、どのように効果測定するのか考えておきましょう。

DMの効果測定として、次のような方法があります。
・プレゼント応募や来店時の割引チケットなど、特典の利用時に顧客情報を収集する。
・DMに簡単なアンケート(特典有り)を付けて、情報を収集する。
・個々のお客様の情報を組み込める「バリアブル印刷」を利用する。
※参考記事『バリアブル印刷(可変データ印刷)とは?DMで使うメリットや活用ポイントを解説します』    
・DMに*QRコードを載せて、Webサイトなどに誘導し、アクセスにより反応数やユーザー傾向を取得する。
※参考記事『DMで効果測定するには?QRコードを活用しよう』

*QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。


DMの企画段階のよくある失敗と、企画の大事なポイントについてお伝えしましたが、いかがでしたか。DM施策は企画段階が重要。しっかり準備して、効果のあるDMを作ってくださいね。

ダイレクトメール発送ONLINEでは、DMの企画・デザインから印刷、発送まですべてに対応しています。DMの企画段階からのご相談やご質問も承りますので、気軽にお問い合わせください。

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